建機祭りに行ってきました
先週末、幕張メッセで開催されたCSPI-EXPO（建設・測量生産性向上展）に顔を出してまいりました。長年、フォークリフト用のセンサーを供給させて頂いているエウレカさんからご招待を頂いたもので、弊社のセンサーも一部展示頂いていることもあり、お客さんからの反応を確認することも兼ねて行って参りました。この時期の大型イベントということで開催も危ぶまれましたが、無事に開催にこぎつけたことは関係者含めよくやったと思いますし、現地周辺に行ってみて感じたことは、もうすでにこの状況が日常になっていて良くも悪くも皆この状態に慣れているというか受け入れていて、いくら陽性者の数が声高に叫ばれても日常は流れていくし、生活はしなければならないし移動もしなければならない。ある種達観というか私が想像していたよりも関東圏の人たちは普通に戻っていてこの状況を受け入れながらきちんと日常を取り戻していることにある意味安心したというか拍子抜けしたというか。やっぱり日常に戻るよねということは感じました。マスコミが騒いでいるので、もう少し人が少なくなっていて快適に過ごせると期待していた自分が裏切られました。展示会自体もかなりの人が来ていて集計によると3日間開催中、毎日1万人以上は来ていたようです。
展示会のテーマが建機とその周辺ということで、他の展示会に比べてわかりやすい部分はあって、どでかいシャベルやロードローラーや高所作業車がドドーンと展示されていました。
エウレカさんブースに行く前にぶらぶらしながら展示品を眺めます。ポイントは大企業のどでかいブースばかりではなく小規模のブースでキラリと光る商品を見つけることです。はじめにお邪魔したのが傾斜センサを扱っている会社のブース。
加速度・角速度センサーはすでに汎用というか超小型のICチップにまとめられており新しいセンサという位置づけではないのですが、それを建機用にまとめ上げたというのが上の製品です。堅牢な外装・コネクタ、裏からは樹脂ポッティング、建機用のインターフェイスに接続というあたりが製品の価値でしょう。展示会を通じて多くの製品の保護等級がIP69Kというものでした。IP69Kというのは聞いたことがなく、今まで知っている中で最高ランクのものは水没試験をクリアするIP68でした。IP69Kとは建機の洗浄用の高圧洗浄機に耐えうる等級とのことでした。業界が変わるとクリアすべき試験の種類も変わりますね。
展示会場の入り口に近い西尾レントオールさんのブースを通りかかったとき、、、
ん！？
どこかで見たことある製品が置かれている。。。近づいてみると、、、
おお！ やはり、、、！！
昨年、ひーひー言いながら組み上げた我らが無線式超音波センサーが展示してあるのでした。（展示の連絡事前にくれよ。いやいや展示頂き誠にありがとうございます！！）製品のデモンストレーションなどもやっていただいたようでありがたい限りです。
ちょっと気分を良くしてエウレカさんブースへ。
エウレカさんブースの特徴は分かりやすいことです。パネルのデザインが惹きつけるしモノが何であるか、どういう機能であるかが一目で分かります。その上で実機が動いているので来場者に優しいしどうしても足を止めてしまいます。
長らく販売を継続頂いている弊社の超音波センサーも変わらず展示頂いており感謝です。
こちらは弊社と共同開発した新製品のリモートメーターです。フォークリフトの稼働時間を監視しより効率的な保守業務を行うために作りました。まだ試作段階ではありますが、今年から普及させていきたい製品です。展示会に間に合ってよかった。
こちらの鮮やかなカメラが今回のエウレカさんの目玉です。建機周囲の人のみを検知してお知らせしてくれる優れモノ。詳しくはこちらからどうぞ！もともとは同等の海外製のものを取り扱っておられましたが、いろいろな難しさがあり「国産でもっといいものを作るんや！」という方針に切り替えきちんとした国産の製造メーカーさんと手を組み量産体制を作ったそうです。このあたりの思想信念もエウレカさんと共感できるところであります。ただ単にドイツから、スイスからもってきましたよ！海外製いいすよ！というやり方をしている会社が展示会にも多くおられました。その製品自体は認めるけどそのやり方は必ずしも認めないし「自分たちでつくろうぜ！」とどうしても思ってしまいます。逆にこちらから世界に出して戦える製品を作っていかなければならないと強く思います。この3眼カメラはデザイン含め大変よい刺激をいただきこの製品に負けないくらいのものを作り上げたいなと気持ちを新たにすることができました。
