丸太小屋日記 ~オーミック電子の開発室から~

超音波センサーメーカー、オーミック電子の公式ブログです。

方向判別センサー開発の経緯

今回はリニューアルした方向判別センサーOM-DR4Cについて書きたいと思います。

まずは製品のご紹介から。こちらが方向判別センサーOM-DR4Cです↓↓

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このセンサーを使うことにより移動している物体の方向が判別できます。工場の出入り口などに設置して、出ていく車両のみ検知し周囲に注意喚起するなどの使い方がされます。

センサーの原理は非常に簡単で2つのセンサーをある間隔離し、それぞれのセンサーが物体を検知する時間差を利用して方向を判別しています。従来は2つのセンサーを別々に配置し、それぞれのセンサーから信号線を引いてきて専用のコントローラユニットに接続するという使い方がされており、非常に施工に時間がかかるという欠点がありました。

なんとか2つのセンサーとコントローラ部を一体で製作できないかとの思いから3年ほど前から本格的に開発を始めました。1年ほどで製品は完成し基本的な機能は実現したものの、まれに発生するロック現象(誤出力)などに悩まされ製品の品質を上げていくのに数年費やすことになるとはその時点では考えていませんでした。

距離調整ボリウムなどの操作部分を含む筐体全体の見直しを図り、今年の初めにリニューアルしましたので、今後とも方向判別センサーOM-DR4Cをよろしくお願いいたします。