CSPI2024 振り返り - 丸太小屋日記 ~オーミック電子の開発室から~

今年も昨年に続きCSPIに出展しました。出展から1ヵ月以上経ちましたが改めて今年の振り返りをしたいと思います。まず、今年出展した理由についてですが、昨年初出展してみて単純にイベントとして楽しめたことと普段なかなか対面で会えないお客さんや関係者の方々と会える良い機会となったということが挙げられます。今年は特に出展前に新製品の営業活動で新たなお客さん（主に建機レンタル屋さん）とのつながりも広がってきたためますます出展する意義が高まったと言える状況でした。わかりやすい目的として製品を知ってもらい新たなお客さんを獲得し拡販につなげるということは当然あるのですが、それに加えてお客さんの声を直に聞いて自分達の開発の方向性が合っているのか、修正が必要なのか、全く新しいものが必要なのかといった今後の方向性を決める上でも良いきっかけとなります。普段は丸太小屋に篭って開発・製造する我々にとって色々なものを発散し吸収する良い機会でもあるのです。

運営面での目標としては「今年は誰も体調を崩さない」ということが第一に挙がりました。昨年は右も左もわからない状況で準備から設営、お客さん対応と過酷な3日間を過ごしイベント終了後、気を抜いた瞬間に皆、風邪を引いてしまいました。私に至ってはその後、半年以上咳が続いてしまいました。今年は出展する製品を新製品のみに絞って集中的に展示をすること、車移動を控え送れるものはチャーター便で先に送っておくことなど昨年の反省を踏まえ、より効率的により疲れないよう工夫をして臨みました。

展示会が始まる前日の5/21が設営日でした。北海道からサポートで来てくださったS田さんのおかげで何とか設営が完了しました。

次の日からはいよいよ展示会がスタートです。

今年は海外からの参加者も多く昨年よりも盛り上がりが一段高まっていました。

今年は昨年のCSPIで初めて発表した高所作業車向けセンサに加え、電線検知に特化したセンサとフォークリフトの後方検知に特化したセンサを新たに展示しどれも大変興味深く受け止めて頂きました。とくに大手の建機レンタル屋さん以外の地域に特化した中規模のレンタル会社さんに多く来場いただき、ぜひ使ってみたいとの声を多数いただきました。中には製品を大変気に入ってくださり、来場している関係者を次々に呼び込んできてくださる方もいました。製品説明もして下さるので大変助かりました。

個人的に嬉しかったことは製品製作でお世話になっている金型屋さんにお越し頂いたことです。イベント数日前に簡単な手紙を添えて招待状を送らせて頂いたところイベント2日目の早朝に来てくださいました。普段、完成品として製品を見ることが少ないということでじっくりと製品を説明させて頂き今後も引き続き宜しくお願いしますという話ができました。普段なかなか直に会うことができないので製品を購入いただくお客さんだけでなく製造に協力いただいている会社さんと製品を交えて話ができるのは貴重な機会だと改めて感じました。

展示会が終わり引き続き忙しい状況が続いていますが、今回新たにつながった会社さんと良い関係が築いていけるようフォローアップをしっかりやって行ければと思います。