丸太小屋日記 ~オーミック電子の開発室から~

超音波センサーメーカー、オーミック電子の公式ブログです。

CSPI2023に出展しました

5/24~5/26の3日間、幕張メッセで開催された建設・測量生産性向上展に出展してきました。初出展ということでどれだけの方にご来場いただけるか不安もありましたが、結果的には大盛況で3日間の会期を終えることができました。

オーミック電子ブース

前日の5/23に会場入りしブースを設営しました。左手前にはブース付近を通過した人数を数える方向判別センサを配置。

カウンタ付き方向判別センサ

左側の机には実績のある標準ラインナップの超音波センサに加え、昨年新しく作った大型の50kHzタイプのセンサを置きました。

反対側の机には除雪車の後方検知用のセンサと高所作業車の挟まれ事故防止用のセンサを置いて実際にデモンストレーションしました。

警報機一体型の高所作業車用センサ

初日の午前中こそ客足が少なかったものの、それ以降は多くの方々に立ち寄って頂きセンサに触れて頂きました。2日目にはカメラ撮影が入り5分ほど製品の説明をしました。

お客さんを引き付けるために真ん中でプラレールを走らせていましたが、2日目からはその机を手前に引き出して机を3列平行に配置しました。一番上のブース写真ではコの字型のブースとなっていましたが、ある営業の方からアドバイスを頂き変更しました。その方曰く「コの字型だと入るのに勇気がいる、人は隠れる場所がほしいんだ」という名言を頂きました。確かに配置を変えたことでプラレールに引き付けられる人が増えて、よりブースにも入って頂き易くなりました。また、別のアドバイスとして「待っているだけではダメだ、自分から売り込みに行かなければだめ、3日間しかないんだから」、「しつこいやつと熱心なやつの違いが判りますか?しつこいやつは自分の利益だけ考えている、熱心なやつは相手がほしいものを考えている」という刺さるお言葉を頂きました。2日目はこの方と一緒にセンサを持って別ブースを歩き回り営業をかけました。普段、ものを作る仕事を主にやっているのでこういったお客さんの心理を読んだブースの見せ方や営業のかけ方などは意識していなかったので大変多くの学びを頂きました。

学生部隊の応援

学生メンバーも2日目から応援に駆けつけてきて大変助かりました。若いエネルギーが加わりブースが活性化しました。3日間を通じて様々な分野の方にご訪問頂きました。建設業、土木業、レンタル屋さん、高所作業車メーカー、鉄道関係、最終日には防衛省の方々も来られ引き合いを頂きました。今回、ターゲットにしていた高所作業車ユーザーと高所作業車メーカーの方々にも幅広くつながりができたので継続して取引ができるよう開発を進めていきたいと思います。一部の高所作業車メーカはすでに衝突防止用のセンサを付け始めていて関心させられました。

長野工業のセンサ付きバケット

どちらかというと最大手のメーカーよりも長野工業さんのような小規模のメーカーがいち早く新しいことに取り組んでいる印象を受けました。我々も負けないように新しい提案ができるよう引き続き頑張りたいと思います。