丸太小屋日記 ~オーミック電子の開発室から~

超音波センサーメーカー、オーミック電子の公式ブログです。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ハイウェイテクノフェアに出展して

毎年11月になると高速道路に関連した技術を展示するハイウェイテクノフェアが東京ビッグサイトで開催されます。 一昨年の2017年に当時開発していた高所作業車向けのセンサーを売り込むために ハイウェイテクノフェアの出展企業を回ろうと思い展示会に参加し…

LEDのVf低下と定電流ダイオード

最近使い始めた定電流ダイオード(Current Regulative Diode)。 CRD 新製品の通電試験中にLEDが光らなくなり、故障原因を調べていくとLEDのVfが低い値で固定しているようでした。 Vfが下がった原因ははっきりと分かりませんが、定電圧でLEDを駆動させている…

工業デザイナー 奥山清行さんのこと

今日は私の好きな工業デザイナーの奥山清行さんについて書いていきたいと思います。 初めて奥山さんを知ったのはNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見たことがきっかけでした。 当時はピニンファリーナのマネージャーをされていたと思うのですが、並…

高所作業車用の安全センサーを作った理由

ここ数年、特殊車両向けセンサーの引き合いが多いのですが、定期的に高所作業車向けセンサーの引き合いを頂きます。 話を伺うと作業者がバケットに乗り上部に移動中、構造物との間に挟まれてしまう事故が起きているとのことでした。実際の事故事例としてこの…

3Dプリント小技集② タッピングネジ VS インサートナット

製品の筐体を設計する場合、大きく分けて2つの部品を設計することになります。 一つ目がケースです。お弁当箱でいうところの箱です。箱の中にいろいろな具材を詰め込んだあと、そのままだと持ち運びしたときに具が溢れてしまいますので、蓋をする必要があり…

3Dプリント小技集 ①反り対策

3Dプリンターを使う方にとって初期設定の次に立ちはだかる問題のひとつが造形物の反りです。 産業用に一般的に使われるABS樹脂は収縮率が比較的高いので、10cm四方以上の大物を印刷するときによく反ることがあります。いろいろな対策があるようですが、私は…

郡山で「ものづくり」をするメリット

今日は開発小屋が拠点を構えているここ福島県郡山市でものづくりをする上でメリットとして感じたことを書いていきます。 ①広い!スペースがある! 地方都市ということで車社会であることから、どの会社も広い駐車場を持っています。我々はセンサーを扱ってい…

丸太小屋の小道具たち① 3次元印刷機

弊社開発室、通称”丸太小屋”にある小道具を少しづつ紹介していきます。第一弾は3Dプリンターです。 UP BOX+ 試作、少量生産の道具として今やなくてはならない存在になりつつありますが、ひと昔前には試作時の筐体として削りだしや粘土品、少し高級になると注…

アイリスオーヤマ会長講演会@産業博2018

昨年、郡山市で開催された産業博というイベントに参加しました。 イベントの目玉の一つとしてアイリスオーヤマ(株)の大山健太郎会長の講演会があり、お話を聴いてきました。 ①アイリスオーヤマのはじまり アイリスオーヤマといえばLED照明のメーカーという…