最近作ったものとプラスチック問題
事務所が内装工事をやっているため隣室の丸太小屋が一時的な物置となっており身動きがとれなくなっているのでブログを連投します。
さて、毎回初めて丸太小屋に来ていただいたバイトの学生には3Dモデリングを教えて何かを作らせる実習をやっています。ありがたいことに学生が学生を呼んで新しい方が増えつつあるのですが、毎回3Dモデルのネタを探すのに苦労します。この前来ていただいた方には壊れていた灯油タンクのフタをデザインして頂きました。
ネジ山部分のらせん形状は少し難しいのでこちらの記事を参考に私が作りました。
ぴったりはまってくれました。
このように日常に落ちている課題を解決できる3Dプリンタですが、使っているフィラメントがなくなるとそれを巻いていたプラスチック製のスプールが残ります。これがかなり大きくてしっかりしているので毎回捨てるのも何だかなあと思いつつ捨てていました。バイトの学生に話を振ってみたらこんなものを作ってくれました。
大量に購入した9V電池の空ケースと組み合わせた部品整理用の収納BOXです。プロジェクト毎に発生する小さい部品をまとめておくのに重宝します。
また、ある案件で検証用に使うであろう重機用のハンドルを模したシミュレーターを作りたかったので、スプールとその他部品を組み合わせて作ってみました。回り具合もなかなか良い感じで加速度センサをつけてデータを取得してみたいと思います。
廃材となるスプールですが工夫をすれば色んな用途で使えそうです。最近はプラスチックが悪者扱いされる傾向にあるのでなおさらこのような取り組みが重要視されそうです。次はスプールを使って何を作ろうかと考えていたら最新のフィラメントのスプールが紙製になっていました。
梱包箱も安くあげていることから考えると紙製スプールに変更したのはリサイクル材を使っているというアピールよりも実際にそちらの方が安く上がるからということかもしれません。数少ない手持ちのプラスチック製スプールを大事に使いたいと思います。